この記事を読んでいるあなたは、
- TikTokユーザーの年齢層について知りたい
- TikTokのユーザー数や男女比を知りたい
- TikTokユーザーと相性の良い業界について知りたい
上記のように考えている方も多いと思います。
この記事では、TikTokの年齢層や男女比などのユーザー情報や、ユーザーと相性の良い業界・企業事例について紹介します。
TikTokユーザーの年齢層
TikTokを利用する年齢層は、比較的若い世代が大半を占めています。
具体的には、10代から20代のユーザーで全体の約50%を占めています。
引用:https://digiday.jp/platforms/the-real-image-of-tiktok-users-from-the-content-fans-consumption-behavior-survey/
とくに、10代女性の利用率が50.3%と非常に高い数値を記録しているのが現状です。
また、若年層だけでなく、近年は40代以上の世代もTikTokを利用するようになっています。
そのため、TikTokユーザーの平均年齢は34.15歳となっており、TikTokが普及し始めた頃よリも年齢層が高くなっています。
それでも他のSNSと比較すると、TikTokがもっともユーザーの平均年齢が低いことがわかるでしょう。
諸外国のTikTokユーザーの年齢層
TikTokは日本だけでなく、世界的に利用されているSNSです。
世界全体の利用者は、2022年中に15億人に到達すると予想されています。
中でも、中国のTikTok利用者数は6億人を突破し、20代から30代前半のユーザーが全体の9割を占めるなど、若者世代の利用が急速に進んでいます。
また、トレンドに敏感なアメリカは、利用する世代は比較的ばらけているものの、10代と20代で全体の5割を占めており、日本と同じ傾向にあります。
対してインドは、20代男性の利用が全体の9割を占めており、やや特殊な利用状況です。
TikTokのユーザー数
日本のTikTokユーザー数は、2018年時点で950万人となっています。
現在は利用者数がさらに増加しており、1,500万人程度のユーザー数が見込まれています。
他のSNSと比較すると、まだ若年層が利用するSNSというイメージが強く、広い世代に利用されているSNSよりもユーザー数が少ないのが現状です。
また、TikTok以外の主なSNSのユーザー数は以下のとおりです。
- LINE:9,000万人
- Twitter:4,500万人
- Instagram:3,300万人
- Facebook:2,600万人
連絡手段として普及しているLINEは、もっとも多い9,000万人のユーザーが利用しています。
気軽に自分の感情を呟き交流を図れるTwitterは、リアルタイムでの情報の取得と拡散ができるメリットがあり、利用者数が増加しています。
また、TikTokと同じように若い世代の利用者が多いのInstagramは、近年お店を探すリサーチツールとしてのも利用されており人気です。
実名で繋がり、ビジネスシーンで役立つFacebookは、20代から30代を中心に利用されています。
比較すると、TikTokのユーザー数はまだ少ないですが、ここ数年で急速に利用する人が増加しています。
TikTokユーザーの男女比
日本のTikTokユーザーの男女比は、男性が55%、女性が45%となっています。
男性の方が女性より10%だけ利用者数が多いものの、各世代が占める割合は男女とも大きな差はありません。
また、TikTokの登録者は男性の方が多くなっていますが、TikTokに投稿しているアクティブなユーザーは、女性の方が多く見受けられます。
とくに、自撮りや友人と撮影したダンス動画がTikTokで多数確認できます。
TikTokユーザーの特徴
TikTokユーザーは、主にトレンドの音楽や面白い動画を視聴するためにTikTokを利用する傾向にあります。
TikTok投稿はYouTubeに投稿されている長時間の動画とは異なり、60秒以内のショート動画となっています。
そのため、TikTokユーザーはストレスなく、興味関心のある動画をスワイプしながら気軽な視聴が可能です。
この特徴から、何気なくTikTokを開き、とくに目的なく利用するユーザーが多い傾向にあります。
また、近年は面白くて笑える動画やトレンドの楽曲を使ったダンス動画だけでなく、勉強になる動画を投稿するビジネス系TikTokerが増え、エンターテイメント以外を目的とするユーザーも増えつつあります。
TikTokユーザーと相性の良い業界/サービス
若年層が多く占めるTikTokユーザーと相性の良い業界・サービスには、アパレルや美容、飲食などがあります。
TikTokは個人だけでなく、法人が利用するケースも増えてきています。
また、他のSNSに比べて企業の参入が少ないため、新規のファンを獲得するビジネスチャンスと捉える企業も少なくありません。
そのため、法人でTikTokアカウントの運用を検討している人は、TikTokユーザーと相性の良い業界やサービスを理解しておきましょう。
アパレル業界
アパレル業界は、TikTokのユーザー層と相性が良い業界の一つです。
TikTokには、10代から20代のファッションへの感度が高い女性ユーザーが多くいます。
実際に、若年層の女性ユーザーに向けてTikTok広告を掲載するアパレルメーカーを頻繁に見られます。
また、動画を通して商品の特徴などの情報をユーザーに届けられるのもTikTokの大きな特徴です。
InstagramやTwitterは、静止画とテキスト情報が情報発信の中心となっているため、アパレル業界の企業は動画で視覚的に訴求できるTikTokの運用をおすすめします。
美容業界
美容業界もアパレル業界と同様に、サービスを提供する対象が若い世代のため、TikTokのユーザーと相性が良いとえいます。
美容商品は、実際に使用するシーンや使い方をイメージしてもらう必要があります。
そのため、静止画よりも動きを交えて情報を伝えられる動画の方が、商品PRにおいて適切です。
また、TikTokは企業のブランド感やサービスをアピールできますが、動画作成においてファーストインプレッションの工夫が重要です。
TikTokユーザーは、スワイプしながら興味のありそうな投稿がないか探すため、目が止まりやすいクリエイティブを意識しましょう。
飲食業界
TikTokは、飲食業界との相性も良いです。
Instagramも飲食店が積極的に利用するSNSの一つですが、TikTokの動画はより立体的にリアリティーのある情報を伝えられます。
実際に、大手飲食チェーンを中心に、TikTokに参入する飲食業界の企業が増えています。
TikTokユーザーと相性の良い業界の企業事例
アパレル業界でTikTokを利用する企業例として、世界的アパレルメーカーの「ユニクロ」が挙げられます。
ユニクロは、オリジナルのハッシュタグである「#UTPlayYourWorld」を使用し、このハッシュタグつけて投稿してくれたユーザーの中からグランプリを選出する企画を実施しました。
その結果、多くのUGCをTikTok内に生み出し、認知度拡大に成功しました。
また、大手ピザチェーンの「ドミノピザ」は、TikTokのインフルエンサーを活用したPR企画を実施し、アカウントの知名度のアップに繋げています。
美容業界では、渡辺直美さんを起用した「キレイモ」が、全身脱毛というややハードルが高いサービスながらも、若い女性から人気の渡辺さんの活用により、対象となる若年層へのリーチに繋がりました。
このように、TikTokと相性の良い業界のPR施策は、対象となるターゲット層にリーチがしやすく、サービスの認知向上が期待できます。
まとめ:TikTokユーザーは10代から20代が全体の50%を占める
今回は、TikTokの年齢層や男女比などのユーザー情報や、ユーザーと相性の良い業界・企業事例について紹介しました。
TikTokの年齢層は、全体の半分を10代から20代の若年層が占めており、男女比は男性の方が10%程多い状態となっています。
このようなユーザー属性から、TikTokを新たな市場としてビジネスチャンスと捉える企業も少なくありません。
とくに、アパレルや美容、飲食業界は、TikTokユーザーと相性が良いといえます。
これからTikTokへの参入を検討している企業は、今回紹介した企業事例を参考にしていただければ幸いです。