この記事を読んでいるあなたは、
- TikTokで著作権侵害にあたる・あたらないアクションについて知りたい
- TikTokでの著作権侵害によるリスクを知りたい
- TikTokの楽曲を使用する際の注意点について知りたい
上記のように考えている方も多いと思います。
この記事では、TikTokの利用における著作権侵害にあたるアクションやリスクなどを紹介します。
TikTok内の楽曲の利用は著作権侵害にあたらない
TikTokには、投稿のBGMに使用できる楽曲が複数存在しています。
これらのTikTok内で利用できる楽曲の利用は、著作権の侵害にはあたりません。
理由として、TikTokは楽曲に関する著作権を管理するJASRACと契約を結んでいるためです。
そのため、TikTokで利用できる音楽は、著作権侵害のリスクなく安全に使用できます
TikTokで著作権の侵害の恐れがあるケース
TikTokの利用において、主に以下の4つの著作権侵害にあたるケースがあります。
- CD音源を使用する
- カラオケ音源を使用する
- 映像作品の切り抜きを使用する
- 海外楽曲の音源が著作権侵害にあたるケースも
それぞれについて解説します。
CD音源を使用する
TikTok内にある音楽ではなく、CD音源を動画に使用すると著作権の侵害にあたります。
CD音源を使用する際は、楽曲の提供元などに許可をもらう必要があります。
TikTok内で動画を編集し、BGMを挿入する場合は問題ありませんが、外部ツールでCD音源を編集でつけて投稿する際は注意しましょう。
カラオケ音源を使用する
カラオケ音源を使用したTikTok投稿は、著作権の侵害にあたります。
CD音源と同様に、使用する際は常に許可取りが必要です。
自身のカラオケ音源は問題ありませんが、それ以外のカラオケ音源の使用は控えるようにしましょう。
映像作品の切り抜きを使用する
TikTok投稿が楽曲ではなく、映像作品の切り抜きを使用するのも著作権の侵害になります。
TikTokはJASRACと契約しているものの、音楽以外の映像作品の著作権はカバーしていません。
また、YouTubeなどの他のSNSでも同様に、他者が作成した映像作品の投稿は違法アップロードにあたります。
そのため、使用には許可取りが必須となっています。
映像作品を取り扱う際は、細心の注意をはらいましょう。
海外楽曲の音源が著作権侵害にあたるケースも
海外楽曲の音源の使用が著作権侵害にあたるケースがあります。
TikTokは世界的に利用されているSNSのため、日本の楽曲だけでなく、海外の楽曲も複数利用できます。
ただ、使用したい海外楽曲が必ずしもTikTok内にあるとは限りません。
一部許可が出ておらず、TikTok内で利用できない楽曲もあります。
そのため、TikTok内で利用可能な海外楽曲のみを使用するのが安全です。
TikTokで著作権の侵害にあたらないケース
TikTokの楽曲利用において、以下の3つのケースは著作権侵害にあたりません。
- オリジナル楽曲を使用する
- 許可されている楽曲をカバーした楽曲を使用する
- TikTokが提供している楽曲を使用する
それぞれ解説します。
オリジナル楽曲を使用する
自分で作成したオリジナルの楽曲は、著作権の侵害にあたりません。
著作権は自身が保有しているため、TikTokで自由に使用が可能です。
投稿のBGMにオリジナル楽曲を設定したい場合は、TikTok内ではできないため、外部ツール用いた動画の編集により音楽をつける必要があります。
許可されている楽曲をカバーした楽曲を使用する
JASRACとの契約によりTikTokで許可された楽曲をカバーした音源の使用は、著作権の侵害にはなりません。
そのため、オリジナリティのある投稿を作成するために、カバーした楽曲を使用することも可能です。
実際に、自身の歌声を多くの人に知ってもらうために、カバー楽曲を披露するTikTokユーザーはよく見られます。
ただし、許可されていない楽曲のカバーは著作権侵害のリスクがあるため注意しましょう。
TikTokが提供している楽曲を使用する
TikTokが提供している楽曲の使用は、著作権の侵害にあたらずもっとも安全です。
著作権の侵害には、さまざまなリスクがあります。
少しでもリスクを避け、安全にTikTokを利用したい人は、TikTok内で利用できる楽曲のみ利用するのをおすすめします。
TikTokでの著作権侵害によるリスク
TikTokでの著作権の侵害には、以下のリスクが存在します。
- 著作権侵害にあたる動画の削除
- アカウントのシャドウバン
- アカウントの凍結
- 著作権者からの訴訟
リスクを把握したうえで、安全なTikTokの利用を心がけましょう。
それぞれ解説します。
著作権侵害にあたる動画の削除
TikTokで許可されていない音楽の使用などによる著作権侵害にあたる投稿は、運営側から削除されるリスクがあります。
投稿者に課せられる処罰が動画の削除のみの場合は、受けるダメージは比較的軽いといえます。
ただ、TikTokで影響力のあるインフルエンサーの場合、数十万や数百万再生する投稿も珍しくありません。
そのため、影響力を武器にしているフォロワーの多いTikTokユーザーは、とくに著作権の侵害に気をつけましょう。
アカウントのシャドウバン
著作権の侵害により、アカウントがシャドウバンされる可能性があります。
運営からシャドウバンをされると、投稿の再生数が伸びなかったり、おすすめに表示されないようになってしまいます。
例えば、いつもは平均的に再生数が1万再生を記録しているにもかかわらず、急に再生数が0の投稿が生まれた場合、シャドウバンされている可能性が高いでしょう。
シャドウバンは一定期間で解消されますが、明確な解消の期間は提示されません。
そのため、TikTokの運用を積極的におこなっている企業やインフルエンサーは、著作権侵害による営業へのダメージを受けないように気をつけましょう。
アカウントの凍結
著作権の侵害により、最悪の場合アカウントが凍結されるリスクがあります。
アカウントが凍結されると、以下の状態になる可能性が高いです。
- フォロワーが0になっている
- フォローしているユーザーの投稿が見られない
- 新規の投稿ができない
上記の状態になった場合は、アカウントが凍結されたと判断しましょう。
凍結の解消するには、凍結の原因となった動画を削除する必要があります。
そのため、許可されていない音楽を使用した投稿など著作権侵害の恐れがある投稿は、すぐに削除するようにしましょう。
著作権者からの訴訟
TikTokで著作権を侵害する行為をおこなった場合、著作権者からの訴訟のリスクがあります。
訴訟の結果、損害賠償を求められる可能性が高いでしょう。
また、投稿内容や再生数によって、訴訟される可能性が高まることも考えられます。
著作権の侵害にあたる投稿をおこなってしまったと感じた場合は、早急に削除するようにしましょう。
TikTokで著作権の侵害をしないためのコツ
TikTokの投稿で著作権の侵害をしないために、以下のポイントを意識しましょう。
- 流行の楽曲を使用する
- BGMを使用しない
- TikTok内の楽曲を使用する
上記のコツを理解していれば、著作権侵害によるリスクを下げられます。
それぞれ解説していきます。
流行の楽曲を使用する
TikTokで流行している楽曲は、著作権を侵害していない可能性が高いです。
多くのユーザーが使用しブームになっている楽曲は、TikTok内で使用できる楽曲であると想像できます。
また、もし著作権に違反している楽曲を使用している場合は、運営側から削除されます。
そのため、現在流行っている楽曲は安全であり、使用は問題ないと考えらるでしょう。
投稿のBGMに設定する楽曲で迷ったときは、トレンドの楽曲を使用するのをおすすめします。
BGMを使用しない
BGMを使用しないTikTok投稿であれば、著作権の違反による訴訟や投稿削除といった処分を受けることはありません。
例えば、音楽を使わないダンス動画や、会話のみで成立する動画などがこれにあたります。
著作権やTikTokのポリシーに反する動画を投稿しなければ、問題なくTikTokを楽しく利用できます。
投稿する際は、BGMはもちろん投稿内容に問題がないか確認するように意識しましょう。
TikTok内の楽曲を使用する
TikTok内の楽曲のみで動画を作成すれば、著作権に違反することのない投稿ができます。
著作権侵害の原因として、許可されていない外部から取ってきた音楽や映像作品を使用した投稿が考えられます。
そのため、TikTok投稿に楽曲をつけたい場合は、JASRACから許可されている楽曲のみ使用するように徹底しましょう。
TikTokの著作権まとめ
今回は、TikTokの利用における著作権侵害にあたるアクションやリスクなどを紹介しました。
TikTok内で使用できる楽曲の使用は、著作権侵害にあたらず安全に使用できます。
ただ、CD・カラオケ音源や、許可されていない楽曲のついた投稿は、著作権違反となります。
投稿削除やアカウントの凍結、訴訟を避けるために、TikTokに備わっている楽曲のみの使用がおすすめです。
