この記事を読んでいるあなたは、
- TikTokの企業案件の相場を知りたい
- 企業案件をよく受けているインフルエンサーを知りたい
- 企業案件を受けるメリット・デメリットを知りたい
上記のようにお考えではないでしょうか。
この記事では、TikTokの案件相場や、企業案件を依頼されやすくなる方法について詳しく解説していきます。
TikTokの企業案件とは
TikTokの企業案件とは、企業がTikTokのクリエイターに自社の商品・サービスのプロモーションを依頼することを指します。
近年TikTokでは収入を得る方法が広がりつつあり、ビジネスとしてTikTokを利用するユーザーが増加しています。
一定数以上のフォロワーがいれば企業案件を依頼されやすくなり、副業としてではなく本業としても十分な収入源となります。
そのためTikTokでは、企業案件で生計を立てるインフルエンサーが数多く活躍しています。
TikTokの企業案件を受けるメリット
ここでは、TikTokの企業案件を受けることで、どのようなメリットが得られるのか紹介していきます。
- 高額報酬を期待できる
- 企業案件が継続する
- フォロワーが増える
- 脱サラできる
ひとつずつ紹介していきます。
高額報酬を期待できる
企業案件を受けると、高額な報酬を貰える可能性が高いです。
企業案件では、報酬の仕組みが「フォロワー数×単価」で決まる場合が多いためです。
単価はフォロワー数に応じて変動し、フォロワー数1万人程であれば2〜3円、100万人超えであれば4〜6円が相場です。
そのためフォロワーが多ければ多いほど、PR効果が高まるため報酬が高額になっていきます。
フォロワーが増える
企業案件を受けることで、TikTokのフォロワーが増えるというメリットがあります。
なぜなら案件動画を通じて、みずからのプロモーションもできるからです。
普段は視聴者ではないTikTokユーザーも案件動画であれば目にすることが多くなり、アカウントを認知や拡散がされやすくなります。
新しいユーザーを取り込むことができるため、結果的にフォロワーの増加に繋がるでしょう。
企業案件が継続する
企業案件を引き受けると、案件を継続して受けられるメリットがあります。
これは、一度案件を受けることで企業との繋がりを作れることが理由です。
案件を受けた際にPRに成功すれば、企業からの信頼を勝ち取ることができ、企業側は再度PRを依頼したいと考える可能性が高くなります。
そのため、案件の追加依頼が期待できるので、企業との関係が強まり、仕事の継続が可能になるでしょう。
脱サラできる
案件を受けることで、脱サラできるというメリットがあります。
これには、今まで紹介した3つのメリットが関係しています。
企業案件を受けて実績を積むことで、フォロワーの増加と案件の追加依頼に繋がります。
フォロワーが増えると得られる報酬も高額になるため、継続してまとまった収入を得られるようになります。
これを続けることで、企業案件のみで生計を立てられるようになり、脱サラに近づけるでしょう。
TikTokの企業案件を受けるデメリット
TikTokで企業案件で得られるのは、メリットだけではありません。
案件を受ける上でデメリットも発生することがあるので、しっかりと頭に入れておきましょう。
- フォロワーが減る
- 契約トラブルに巻き込まれる
- 炎上したときは賠償を求められることがある
TikTokで企業案件を受けるデメリットについて、順番に解説していきます。
フォロワーが減る
TikTokの企業の仕事を受けることで、フォロワーが減るというデメリットがあります。
TikTokユーザーは、楽しさや面白さを求めてアプリを利用しています。
そんな中で商品・サービスのプロモーションばかりをしていると、アカウントのイメージダウンに繋がり、視聴者が離れてしまいます。
また企業案件の動画は宣伝が目的なので、本来の動画の方向性とは違った雰囲気になり、固定フォロワーが減る可能性も少なくありません。
案件動画を作成する際は、なるべく普段通りの方向性を保つことを心がけましょう。
契約トラブルに巻き込まれる
企業案件では、企業との契約トラブルに巻き込まれるというデメリットがあります。
案件を依頼してくる企業は、すべて良い企業だとは限りません。
実際に企業とインフルエンサーの間で、
- 案件動画を作成したのに企業から報酬が支払われない
- 提示されていた報酬よりも安い
といった、問題になったケースも少なからず存在します。
このようなトラブルが起きると、対処するのに時間と費用が掛かってしまいます。
契約するときは事前にどういった企業なのか、どのようなインフルエンサーが契約して取り組んでいるのか、入念に調べておくことで問題を回避できるでしょう。
炎上したときは賠償を求められることがある
企業案件が炎上した場合、賠償を求められるというデメリットが存在します。
案件動画で商品・サービスを過度に誇張する表現や、嘘の効果を宣伝してしまうと、企業自体のイメージが悪くなってしまうからです。
実際に起きた企業案件の炎上騒動では、企業への損害賠償額が5,000〜6,000万円を求められたこともあります。
損害賠償は企業に対してのみでなく、消費者へも払わなければなりません。
案件を引き受ける前に、商品やサービスについて口コミなどを確認しておきましょう。
TikTokの企業案件の料金相場
TikTokのインフルエンサーは、フォロワー数ごとに
- メガインフルエンサー(フォロワー数100万人以上)
- ミドルインフルエンサー(フォロワー数10万人以上)
- マイクロインフルエンサー(フォロワー数1万人以上)
- ナノインフルエンサー(フォロワー数1,000人以上)
- ライトインフルエンサー(フォロワー数1,000人未満)
の5つに分けられます。
企業案件の料金相場はフォロワー数に応じて変動し、フォロワーが多いほどもらえる報酬も高額となります。
報酬は「フォロワー数×単価」で算出される場合が、ほとんどです。
下の表ではインフルエンサーをフォロワー数ごとに分類し、企業案件の料金相場について紹介していきます。
フォロワーの数 | 単価 |
---|---|
メガインフルエンサー(フォロワー数100万人以上) | 4~6円 |
ミドルインフルエンサー(フォロワー数10万人以上) | 3~5円 |
マイクロインフルエンサー(フォロワー数1万人以上) | 2~3円 |
ナノインフルエンサー(フォロワー数1,000人以上) | 1円 |
ライトインフルエンサー(フォロワー数1,000人未満) | 1円以下 |
例えば、フォロワー数200万人のメガインフルエンサーに単価6円で案件を依頼するとしたら、200万人×6円で1,200万円が報酬です。
また、フォロワー数で報酬を決める以外にも、案件動画が何回再生されたかで報酬が支払われることも。
その際、報酬は「動画再生回数×単価」という算出方法になります。
案件動画がバズった場合、フォロワー数が少なくても高額の報酬を獲得できるでしょう。
TikTokの企業案件を受けるために5つのコツ
企業案件を獲得するには、ただ待っているだけでは不十分です。
案件を依頼されやすくなるコツを順番に紹介していきます。
- 自分のフォロワーを増やす
- クリエイタースキルでアピールする
- DMで直接依頼を受ける
- 事務所に所属する
- マッチングサイトを利用する
では、見ていきましょう。
自分のフォロワーを増やす
TikTokの企業案件を受けるためには、フォロワーを増やすことが重要です。
なぜなら企業が案件を依頼するのは、自社の商品・サービスの拡散効果を期待しているためです。
抱えているフォロワー数が多ければ多いほど影響力が強いため、PR効果が高くなります。
そのため、フォロワーを増やすことによって案件を依頼されやすくなります。
クリエイタースキルでアピールする
案件を引き受けるために、クリエイタースキルでアピールすることも、ひとつの手段です。
企業はクオリティの高い案件動画だけでなく、オリジナリティのある宣伝も求めているからです。
自身の持っている撮影・編集技術を企業にアピールすれば、PR効果がある動画を作成できると見込まれ、案件を依頼されやすくなるでしょう。
視聴者の興味を引くサムネイル作成技術など、多くの人の目に留まるためのスキルもアピールに役立ちます。
DMで直接依頼を受ける
TikTokはもちろん、InstagramやTwitterのDMから直接依頼を受けることもできます。
企業が事務所に所属していない配信者に企業案件を頼みたい場合、DMで直接依頼をすることが多いです。
そのため、いつ企業から依頼が来てもいいようにDMは常に解放しておきましょう。
ただしDMでの依頼の場合、複数の人に一括で依頼している可能性があり、安全でない案件が多いので受注する際は注意や下調べが必要です。
事務所に所属する
事務所に所属することで、企業案件が依頼されやすくなります。
なぜなら、事務所が企業に営業をおこなってくれるからです。
企業から事務所にキャスティングの依頼をすることも多いため、個人で活動するよりも事務所に所属している方が案件を獲得しやすいでしょう。
また事務所に所属することで、怪しい案件を避けられるというメリットも大きいです。
マッチングサイトを利用する
企業案件のマッチングサイトを利用してみましょう。
マッチングサイトでは、案件を受けたいインフルエンサーと依頼したい企業を引き合わせてくれます。
時間や場所を選ばず依頼内容を確認できるので、自分のやってみたい案件を受けることが可能です。
企業案件の実績を積みたい方にも、マッチングサイトの活用はおすすめです。
TikTokの企業案件で人気のインフルエンサー
TikTokの企業案件をよく引き受けているインフルエンサーにはどのような方がいるのでしょうか。
ここでは、代表的な4人を紹介していきます。
- きなこっこ
- しなこ
- ねお
- ケチャップ
順番に見ていきましょう。
きなこっこ
出典:https://www.tiktok.com/@kinakokkonew
きなこっこさんは、20万人ものフォロワーを抱えるインフルエンサーです。
元保育士で現在は、二児の母の傍らTikTokで配信者として活動しています。
ありのままの生活を見せる姿が人気を呼びたくさんの企業案件を獲得、案件で生計を立てています。
投稿内容は主に「育児に関するあるある」や「子供との遊び方」動画などです。
自らのフォロワーとクライアントとの、両方のニーズにマッチした動画を作成できるところで企業から高い評価を得ています。
しなこ
出典:https://www.tiktok.com/@ssshinako
しなこさんは、TikTokのフォロワー数120万人を誇るインフルエンサーです。
個性的でかわいいファッションと美味しそうなスイーツで若者からの人気を集めています。
TikTokでの投稿内容は主に「変わったスイーツの食レポ」ですが、今話題のASMR動画も多数投稿しています。
案件内容はお菓子やファッションサイト、アプリのPRなど多岐にわたります。
ねお
出典:https://www.tiktok.com/@neoneo
ねおさんはTikTokはもちろん、Youtubeやテレビなどさまざまな場所で活躍しているインフルエンサーです。
曲に合わせて踊る「TikTokダンス」動画が人気を呼び、TikTokのフォロワー数は驚異の220万人。
モデル経験があるので、ファッションを参考にするTikTokユーザーも多いです。
ダンス動画のほかにも、あたかも歌っているかのように音楽に合わせて口を動かす「リップシンク」動画で注目を集めています。
ケチャップ
@mijingiri
ケチャップさんは、青で統一された色使いとマスクがトレードマークの女性インフルエンサーです。
音楽に合わせて次々にシーンが移り変わる「トランジション動画」を投稿しています。
このトランジション動画がユーザーの興味を引き、投稿開始から2年も経たないうちにフォロワーは240万人を突破。
現在は活動の幅を広げ、アパレルブランドのプロデュースやエッセイの出版もしています。
まとめ:TikTokの企業案件は魅力が豊富
今回は、TikTokの企業案件の相場や、企業案件を受けるメリット・デメリットについて解説しました。
自身のフォロワーを増やしたり、クリエイタースキルを磨くことで仕事の依頼が来る可能性は高くなります。
TikTokで企業案件を引き受けることで、報酬や働き方が変わることもあるでしょう。
しかし、トラブルに発展した事例もあるので企業案件を受ける前には、安全に報酬を得られるように案件内容と企業について十分に調べてください。